テストのレポートを作るプラグイン

テストのレポート

ゲームのテストをしたときにバグや良かったところとか報告をします。
しかし、画面のキャプチャをしたりセーブファイルを添付したり、結構大変ですし、そういう作業をしながらでは、ゲームに集中できません。
そこでレポート作成を楽にできるプラグインを制作しました。

レポート作成ウィンドウ

ゲーム本体側に影響を与えず、すぐにレポートを書けることを重視して、レポート作成画面は別ウィンドウで自動起動します。
以下の画面のような構成です。

レポート作成ウィンドウ

レポートのHTML

レポートは以下の画像のようにHTMLで出力されます。

以下の2つのセーブが添付されます。

  1. 最後にプレイヤーが実際にセーブした時点のセーブファイル
  2. レポートを送信した時点のセーブファイル

2に関しては場合によっては正しくないセーブファイルになります。
例えば、イベント途中でレポートを書いた場合、イベントを途中まで実行しているので中途半端なデータになりかねません。
使用するときは注意が必要です。

使い方

動作バージョン: RPGツクールMV1.6以上

以下よりzipをダウンロードし、解凍します。解凍した中身のTestReportフォルダとTestReport.jsの両方をjs/pluginsフォルダに配置します。
https://github.com/kido0617/rpgmakerMV-plugin/raw/master/TestReportSet.zip

プラグインをONにすれば起動時にウィンドウが表示されます。
作成されたレポートはエディタだとプロジェクトファイル直下のreportフォルダに、デプロイ後だとwwwフォルダ内に作られます。

制限事項など

書いているつもりがレポート生成されてなかったら大変なので、テスト時に「レポートを開く」リンクからレポートが正常に生成されているか確認してください。
レポートを削除するときはreportフォルダを削除してください。
製品リリース時に残らないよう気をつけてください。

ライセンス

Released under the MIT license
フォルダ内のbootstrap.min.cssはMITライセンスによりTwitter社が配布しています。https://github.com/twbs/bootstrap/blob/v4.1.3/LICENSE

RPGツクールMVカテゴリの記事
リリース時のチェック項目
回想の実装を考える
環境依存系のエラー調査など
アイコンセットの画像が大きすぎると黒い四角が表示される
マップのリフレッシュの話
ゲームループの話
最近制作した細かいプラグイン
ツクールのピクチャ番号の扱いについて
容量の大きい音声ファイルをロードするとクラッシュする
フィルタをかけると画面全体が拡大されてしまう
並列実行中のコモンを最初から実行するプラグイン
メニューとマップのスクリーンショットについて
イベントのテストでエラーになるプラグインのケース
ロードした結果が異なる場合がある
プラグインの使用状況を出すプラグイン
装備を記憶、ロードするプラグイン
ピクチャの色あいを変えるプラグイン
ピクチャの色相を変えるプラグイン
デバッグ画面にショートカットキーを追加するプラグイン
BGSを保存・再開するプラグイン
敵キャラにデフォルトのステートを付与するプラグイン
ゲーム画面外演出を考える
ニコニコっぽいテキストを表示するプラグイン
一括入力がしやすいテキストエディタプラグインの紹介
ウィンドウをたくさん出すプラグイン
マスクを使ってゲージを作る
複雑な計算式はプラグインで記述する
シーンからマップに場所移動
シーンに引数を渡す
ウィンドウに画像を表示する
スプレッドシートからjsonにしてツクールに取り込む
ランダムにアイテムを取得するプラグイン(MV版)
全てのアイテムを取得するプラグイン
TweenプラグインのTorigoya_Tween.jsが便利
独自のデータをセーブする
loadBitmapを使うときはsmoothに注意する